Vibracion Banco
制作年:2021年
素材:木, 振動スピーカー, アンプ, PC, センサ
叩くと楽器の振動が相手に伝わるベンチ型の打楽器です。1台に大人3名が同時に座ることができ、6名が同時に体験することができます。打楽器の打面は9つに分かれており、それぞれ材質が異なるため叩く場所によって音の高さや音色が変わり、発生する振動が変わります。
設置場所となる美術館という空間は「作品は静かに鑑賞しなければならない」という見えないルールによって縛られていると考えました。そのルールを、打楽器の音色で緩やかに崩していくことができないかという挑戦でもあります。
所蔵:長野県立美術館
制作協力:川本楽器工房